子供の仕上げ磨きについて
よく、親御さんから「仕上げ磨きはいつまでした方がいいですか?」
と聞かれることがあります。
答えとするならば、「いつまででもして下さい」とお伝えさせて頂きます。
具体的には年齢ごとに気に掛けてほしいポイントが異なります。
■3歳・・・・・歯磨きの練習をしていきましょう。
■5〜6歳・・・一日三回しっかり歯磨きをする習慣をつけましょう。
この時期は生え変わりの歯に違和感があり、その部分を磨かなくなってしまうお子様がいらっしゃいます。
生え変わりの歯もしっかり磨くように見てあげてください。
■8〜9歳・・・歯磨きの確認(きちんと磨けているか)
子供の歯と大人の歯(永久歯)が混ざって生えている時期です。
生えたばかりの永久歯は、
・歯の表面が荒く汚れ(歯垢)が付きやすい
・歯質が未熟なため酸に弱い
・歯並びが凸凹しやすい為、磨き残しが出来やすい
以上のことから虫歯になりやすい状態です。
一日一回は仕上げ磨きを続け、しっかり磨けているか確認してあげてください。
■10歳以上・・・歯磨きの確認(しっかり磨けているか)
10歳以上になっても、歯磨きが苦手なお子さんは沢山いらっしゃいます。
その場合は、仕上げ磨きを嫌がらないようなら仕上げ磨きは続けてあげてください。
最後の大人の歯(永久歯)が生えるのは12歳前後です。
上記にあるように生えたばかりの歯はとても弱いです。
お子さんと一緒に親御さんも気にかけてあげてください。
※大きくなってきて仕上げ磨きを嫌がるようならば、苦手な部分や磨き残しが多い部分だけでも磨いてあげてください。それも難しい(仕上げ磨きをさせてくれない)ようならば、お声掛けだけでもしてあげるようにしましょう。
★乳歯から永久歯に生え変わる時期は?
永久歯は「六歳臼歯」から生え始め、最後に「十二歳臼歯」が生えて、全部の歯がそろいます。六歳臼歯とは、乳歯の奥に生える第一大臼歯。6歳ごろに生えることから、「六歳臼歯」と呼ばれています。
その後、前歯から奥歯に向かって順次生え変わり、12歳ごろ、六歳臼歯の奥に、十二歳臼歯(第二大臼歯)が生えてきます。ただし、生え変わる期間や順序には個人差があります。1~2年のずれなら心配することはありません。
Scour,l&Massler,Mによる。
※第3大臼歯は親知らずと呼ばれている歯で、生える方も生えない方もいます。
お困りのことがありましたら当院スタッフまでお気軽にお声掛けください。