矯正歯科で治療する不正咬合

歯並びや嚙み合わせの乱れにはさまざまなデメリットがあります。
- 磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病のリスクを高め口臭の原因になる
- 咀嚼が十分にできなくなり、消化器系の負担が増える
- 歯並びによっては発音に支障をきたす
- 正しい顎の骨の成長が阻害される
- 口や顎のバランスが崩れ、さらなる歯並び・嚙み合わせの乱れにつながる
- 見た目が悪く、コンプレックスにつながる
こうした状況を改善し、お口と体の健康を守るのが矯正歯科です。
当院には、矯正歯科の専門医が在籍し、それぞれの患者さんに適切な治療を行います。
歯並び・嚙み合わせでお悩みの方は、ぜひお気軽にご来院ください。
不正咬合の種類
- 叢生(八重歯や乱ぐい歯)
- 上顎前突(出っ歯)
- 下顎前突(受け口・反対咬合
- 開咬
- 空隙歯列(すきっ歯)
歯並びが凸凹になっていたり、重なったりしている状態です。
ブラッシングの際、磨き残しが多くなり虫歯や歯周病のリスクが高まります。
上の前歯が大きく出ていたり、上顎全体が前に突き出ていたりする状態です。
下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。
サ行やタ行の発音に問題が起こるケースが多いです。
上下の歯を嚙み合わせた時、前歯にすき間ができて噛み合っていない状態です。
前歯で食べ物をかみ切れなかったり、発音を阻害したりする可能性があります。
歯と歯の間にすき間が開いている状態です。
歯のすき間に食べ物が挟まりやすくなり、虫歯や歯周病の原因になりがちです。
一般的な歯列矯正の流れ
- 初診・ヒアリング
患者さんの歯並び・嚙み合わせをチェックし、ご要望を伺ったうえで治療開始時期・治療期間・費用概算をお伝えします。 - 口腔内の精密検査
写真・レントゲンの撮影や、歯型の採取を行います。 - 診断・ご説明
治療計画や費用についてご説明します。 - 治療開始
歯のクリーニング後、矯正装置を装着していただきます。3~6週間ごとにご来院いただき、装置の調整や経過観察をします。 - 保定期間
保定装置(リテーナー)を使用し、顎の骨や歯周組織の安定を待ちます。 - 経過観察
保定装置を外し、その後の経過を観察します。
矯正装置の種類
歯列矯正に使用する装置にはいくつかの種類があります。
それぞれに費用は異なりますが、上下に装置をつけた場合、平均で60~100万円程度が目安です(自費診療)。
- メタルブラケット
- 審美ブラケット
- リンガルブラケット(裏側矯正)
- マウスピース矯正

歯の表面に装着する金属性のブラケットを用いた装置です。
多くの症例に対応が可能で、強度も強く安価です。
一方、装置が目立ちやすいというデメリットがあります。
多くの症例に対応が可能で、強度も強く安価です。
一方、装置が目立ちやすいというデメリットがあります。

ブラケット部分に樹脂やセラミックを用いた装置です。
素材は透明・白色なので目立たない点がメリットです。
多くの症例に対応が可能ですが、メタルブラケットに比べて強度に劣り、高価というデメリットがあります。
素材は透明・白色なので目立たない点がメリットです。
多くの症例に対応が可能ですが、メタルブラケットに比べて強度に劣り、高価というデメリットがあります。

歯の裏側にブラケットを装着するタイプの装置です。
前から見た時に装置が見えないのが最大のメリットです。
一方、舌が装置に当たるので違和感を覚えたり、発音がしにくくなったりといったデメリットがあります。
また、表側矯正に比べて費用が高くなります。
前から見た時に装置が見えないのが最大のメリットです。
一方、舌が装置に当たるので違和感を覚えたり、発音がしにくくなったりといったデメリットがあります。
また、表側矯正に比べて費用が高くなります。

お口の中にマウスピースを装着する方法です。
透明で取り外しが可能なのが大きなメリットです。
ただし、治療できる症状が限られており、装着時間を守らない場合は治療期間が長くなってしまいます。
透明で取り外しが可能なのが大きなメリットです。
ただし、治療できる症状が限られており、装着時間を守らない場合は治療期間が長くなってしまいます。